しかし、節電の夏を迎えるに当たり「中高年のあなたに」としてのサプリメントを七月早々から服用してまいりました。
勿論、個人差も、この酷暑も、この年齢も考慮に入れたとしても、今年初めて夏バテ+夏風邪+軽い熱中症との診断を、日曜日に救急センターでドクターから診断されました。
嘔吐感はするは、足はつるという夜を過しました。結果、点滴を受けましたが、今現在、体全体のだるさが抜けません。
格段、はなからこのサプリメントの効果をそれ程期待してはおりませんでしたが、そんなものでしょうか。
七月二十六日カキコミの「源氏物語の時代」(3)にて一条天皇キサキ、定子が職御曹司に住まいせし頃のことを少し書きました。「枕草子」にはそのいわば「定子サロン」とでもいう「職御曹司」での出来事などがかなりの頻度で出てまいります。その辺りの所を、次回はしっかりと書きたいとおもっておりますが、今回は「枕草子」から、この暑さを少々散じさせてくれる箇所の抜書きでございます。
ご存知のように、
「山は 小倉山。・・・」
「月は 有明。・・・」
「星は 昴。・・・」
という具合に彼女が思いのままに、当時の時代状況を背景として、好きなこと、好ましいこと、嫌いなことや、日常の出来事を書き残されたのが「枕草子」ですが、その中で、
「降るものは
雪。
霰(あられ)。
霙(みぞれ)はにくけれど、雪の眞白にてまじりたる
をかし。・・・」 二百三十二段
とありますが、頭の中で「ふーん、そうかもなあ」と考えるだけでいささか涼感を、感じていただけましたでしょうか。
では勝手にもう一段、というか百六十段には
「遠くて近きもの
極楽。
船の道。
男女の中。」だ、そうでございまして、ご納得では。
それにしても明らかに季節は、実のなる季節へと近づいてはおるようですが、相変わらず無断でのご近所点描でございます。失礼致しました。