
「古今和歌集」や「源氏物語」に代表される「もののあはれ」。
本居宣長が生涯追い続けた日本人の心性、感性の豊かさを再認識します。『心動く瞬間(とき)。名品でたどる叙情の系譜』とサブタイトルが付けられたおりました。工芸品を含めて国宝や重文の逸品が次から次へと展示されております。
誠に日本人の繊細なる物の見方が素晴らしく、大きな誇りを持てる、それを再認識させてくれる企画展でした。
岩佐又兵衛作の「官女寒菊図」は、六条御息所が都を去りゆく場面をモチーフに描かれたようですが、想像よりもかなり大きな作品でした。その白描画の細やかさはお好きな方にはたまらない逸品、と記しておきます。
関係なきことながら、何となくつられまして、こちらまでうきうきとさせられてしまいました。
折角の車での東京でございましたので、帰りに新装なった東京駅を拝見し、八重洲口に回り、大丸デパートの食品街、銘店街を見てきましたが、実に疲れました。こちらのお話は次回でございます。ここで書いておかねばならぬ「ならぬものはならぬ」話があるのでございます。
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