2014年6月24日火曜日

風知草

 何はともあれ、政治系の話は極力書かない方針できました。
 私の発言でどうなるわけでもないし、何より馬鹿馬鹿しいというのが先ず有ります。それでも書きますか。

 「憲法九条をノーベル平和賞に」という運動が進められており、一賛同者としてクリックしてあります。その団体から一昨日ですか、名乗り出ない「女性蔑視の野次発言者をどう思うか」としてメールが入っていました。名乗り出るのは当然の事でして、その旨の「賛同」にクリックいたしました。
 しかし、51歳の男性都議が35歳の女性都議に陳謝する際「先生には誠に申し訳なく・・・」と話していました。昨今の政治家の言葉の選びようがお粗末過ぎます。ここは当然「塩村議員には・・・」と発言すべきでしょう。議員同士で先生、ですか。
 しかし議員を辞職しないそうですが、奥さまと3人のお子様がおられる方です。ご家族が肩身の狭い思いをしておられるだろうことにお考えも及ばないのでしょうか。何より、そんなにも政治家とはお金儲けになって辞められないのでしょうか。

 余りにも被災者、被害者、差別される者への配慮が無さ過ぎます。
 ヘイトスピーチにしても同じです。そりゃあ私だって隣国の政治家さん達の行動には、辟易もしますが。
 阿部お坊ちゃんの心情を理解することはかなり抵抗はありますが、それにしてもねー。

 ところで、「アジェンダ、アジェンダ・・」と叫んでいた方の姿がこの二か月消えてなくなりました。国会には本会議を含めすべて欠席届を提出しているそうでして、地元の後援者回りをしているそうです。議員としての報酬は返上しての事なのでしょうか。

 それら、これらを選んだのは私たち国民ですが、少し振り返って反省いたしましょうよ。懲りない人々は別にして。

 昨夕の雷雨は凄まじいものがありました。只今、又も雷名がとどろき始めております。今年のお天気は何かひどく半端な様子がありません。怒っているのでしょうか、呆れているのでしょうか。
 一先ず、シャットダウン致します。

2014年6月23日月曜日

「寿屋コピーライター 開高健」坪松博之

  6月11日(水)に那須高原の地ビールを楽しんできました。
 親友にして何とも感性が合うご仁が那須に住まいを構えております。そのS氏と那須塩原駅にて待ち合わせ、旧交を温めさせていただきました。私はいい気持ちで隣に乗っているだけでしたが、S氏には迷惑な訪問客ではなかったかと、こちらの都合に合わせてくれた温情に深くお詫びするとともに、感謝、感謝の一日でした。
ご自宅までお邪魔してしまい奥様にもお世話になってしまいました。持つべきものは良き友達、とはいえ甘えすぎでした。でもやっと見つけたフリーな時間を心から楽しませてもらいました。
 ビールも美味しかったことは言うまでもありませんが、恐らく知らない人が多いと思われる「駒止の滝」を案内していただきました。新緑の中その絶景に圧倒されます。観瀑台からの眺めはマイナスイオンたっぷりの中、素晴らしいものがあります。その観瀑台から歩いて山道をたどると「北温泉」なるものが存在してるのですが、次回の楽しみにとっておきましょう。紅葉の季節の行き先が確定いたしました。
 Sご夫妻にこのブログ上にて改めて御礼申し上げます。
 

 ところでビール工場内レストランでの女性はS氏の奥様ではございません。私が勝手に気に入ってしまったビヤサーバーのマダムです。

 


 「壽屋コピーライター 開高健」を二回読み返しました。今や世界のサントリーですが、草創期は壽屋という社名でして、その宣伝部の余りに傑出した人物群に焦点を当てた大作です。著者の坪松さんとは4~5回お逢いしてます。一度目は直木賞作家の山口瞳と関頑亭の両先生が栃木市を訪れて下さった時です。栃木市には「梓の森、サントリー栃木工場」がございまして、先導役を務めていただきました。その工場にて、発売されたばかりだった「白州」を堪能させてもらいました。
 二度目は山口先生のお通夜と、告別式当日でした。そして「山の上ホテル」での先生を偲ぶ会にて歓談いたしました。その時に出た飲み物が「白州」だけであったのはうれしい思い出です。

 又、坪松様とは当方のアホな要求をお聞きいただきたく、当時、本社の営業部におけるトップという立場でしたが、直接電話にてお話を聞いていただきました。結果は「それは無理ですね」と断られましたが、考えてみれば無理な話でした。ここではその内容を書くことは致しませんが、いいアイデアではなかったかと今でも思ってはいるのですが。

 坪松様は「サントリークォータリー」の編集部に在籍しておりましたが、当時はすでに嘱託になっておりました開高健、山口瞳両先生のボデーガード役というか、なにかにつけては両者と行動を共にする役回りでした。開高先生からは「モテ松ちゃん」と、山口先生からは「坪やん」と呼ばれており先生の作中にも何度も登場します。

 それにしましても、芥川賞作家や直木賞作家などを輩出してきたサントリーなる会社の創業者、鳥居新次郎、そしてこの磐石なる会社にならしめた佐治敬三の情熱や、社員に対する眼力と実行力には両作家の手による「やってみなはれ、みとくんなはれ」といういわばサントリー創成期からの社史があります。そちらにてかなり承知はしていたのですが、広報部員としての、そして現在「開高健記念会理事」という要職におられる坪松様の眼前での出来事の詳細には新たな感銘を覚えさせられました。458頁の大作ですが、もう一度読み直したくなります。
 「やってみなはれ」の根底にある社員への信頼感とそれに裏打ちされ、次々と乗り越えてきたブレーンの優秀さ。今更、私には遅すぎますが素直に頭が下がります。
 
 そして両先生の作品の裏に籠められし想いや思い出の数々、その作品のエッセンスの抽出。又更に、懐かしい新聞やTVCMの写真や裏話等、キリがありませんがサントリーへの親愛なるものを増幅させてくれております。
 是非ご一読をとお薦め申し上げます。
 

 忙しさにも少し慣れてきましたか。
 林望先生のブログhttp://rymbow08.blogspot.jp/も結構滞っておられますが、写真付きの面白いコーナーです。それらこれ等を垣間見る時間が出来てきたようです。短くとも、書き込みをこまめに再開していく予定です。



2014年6月10日火曜日

続「最後から二番目の恋」

 何とも書き込みが滞っておりまして、我ながらもう一寸何とかならないのかと、手前勝手に忸怩たる思いをしております。
 この不陽気に加え、所詮は閑散期なはずなのですが、新店舗をオープンしたようなものでして、取引先様との不慣れな関係もあり、相変わらず私一人が追われております。大したことではなさそうな事でも、表示の問題や、例えば全品のバーコードの登録からその打ち出しと細かい作業が毎日必ず必要事項として時間を取られてしまいます。
 メールも容量の関係で送受信が思うようにいかなかったりしてます。アナログオッチャンにはしんどい作業が続きます。CATVの安心サポートに入っていますので、メンテの人を呼ぶこと、再々となってしまっている現状をご理解ください。

 テレビも余りどころか、殆どニュースやちょこっと野球中継を見る程度でして、しかも早寝早起きが身についてしまいました。
 でもタイトルに引かれ録画してみている番組がタイトルのドラマです。私は凡そドラマなんか見もしないタイプでしたが、小泉今日子がいい熟女になって登場してます。その割に相変わらず可愛いですけどね。
 先週の番組の中で、中井貴一との珍しく(いつもは口げんかのシーンが多いのですが)しんみりとした場面がございました。ご覧になっている方には、笑われるかもしれませんが、キョンキョンが中々に意味深な台詞を話してました。
 曰く「歳を取るのも面白いなあって思って…。分からなかったことがわかるようになって、分かると思っていたことが分からなくなったりして・・・」。冷酒を間に「ヤレヤレ、乾杯・・・」てな話ですが、面白くも何ともないですか。私がいささか痴呆になったかということが言いたいのではなく、最近、量販店の若いバイヤーさん達を含めて、このところ新しい人間関係が増えています。

 

 そんな中で、以前ならこの人はこんな感じの人だろうと半端ながら理解できたものですが、これが分からなくなってきました。今現在、かのこ庵には今年大学に入学したばかりの若い娘が二人バイトとして在社してます。これ等を含めて、どうにも何を考えているのか理解できない時があります。まあ、あんまり深く考えることではなさそうですが、見えてきたこと、見えなくなってきたことがつい気になってしまいます。
 流石にこの歳では「歳をとるのも面白いかなあって・・・」雰囲気にはなれそうもないですが。
 
 

 今回は誠にどうでもよい書き込みでした。
  
 先月、無理を承知で強行突破というか、半分仕事でしたが温泉に行ってきました。ホテルへの納入業者で作る協力会というのがあります。この代表ではないのですが、殆ど代表の様な感じの幹事を務めてまして欠席叶わずでしたが、でもよかったですよ。時には思い切って時間を作らなければ、ねー。
 福島県母畑温泉「八幡屋」です。
 
 設備、料理、対応全てが超一流でした。風評被害もあるでしょうが、あの一所懸命な社員さんたちを見てると、又、時間を作ってと思います。こう言っては何ですが、そんなにも遠くない所で、交通の便もよく、泉質もよく、新緑の中、最高の時間を過ごしてきました。その時の写真を何枚か掲載しました。