2018年7月25日水曜日

酷暑、誠にお見舞い申し上げます。

 何ともしんどい夏となりました。40度超の気温とは少し熱めのお風呂に入っているのと変わりません。
 それでもまだ、西日本の現状を考慮したら、何にも言える立場ではなくなりますが…。 

 



 ただし、かのこ庵の午後は毎日休業状態となっています。
 つまりお客様がお見えにならないのです。その一方で作業場のエアコンが流石に庵主同様、老け込んできまして一向に冷えないのです。この暑さがあと2か月は続くであろうと思ったら、寒気がしてきました。それでなくてもこの時期、売り上げもないのに業務用エアコンの新設、とは冷や汗ものです。家庭用の10万円未満のエアコンとは参らないのです。


 昨日の「天声人語」にて「枕草子」が取り上げられておりました。
 駐車場の草むしりをしていると必ずや「蚊」に刺されたものですが、今年は無傷とは言えませんが、昨年ほどには、蚊に悩まされる事が少ないのは事実です。敵も気温が35度を過ぎると動きが鈍くなるようでして。
 そこで「枕草子 第百十三段」に
《 冬は、いみじう寒き  夏は、世に知らず暑き 》
 と、清少納言お姉さまは書き残してます。つまり、冬はうんと寒いのがいい。夏はたまらなく暑いのがいい。と・・・。京都の夏と冬の暑さ、寒さは格別なものが今でもあるようですが、お姉さま、いささか自棄になってたのかと思わせる文章です。


 ともかく、じたばたしてもどうにもならない暑さですが、問題は、結果としての倦怠感です。もう少しいろいろ書き込む予定が、怠惰に流されております。

 現代詩といっても昭和初期の詩人ですが「立原道造」に興味を抱いております。(又もや新しい趣味が増えましたのかいな、と言われそうですね)若くして亡くなった彼の情熱あふれる詩を次回は取り上げます。

1 件のコメント:

  1. ひゃ〜っ、かのこ庵さま、 『阿古屋松』の検索で真っ先に突き当たりました。2012年3月14日の有り難きブログ!8年後の昨夜、ギンザの観世能楽堂で、清和宗家さま、東大大学院の松岡教授に、渡辺保先生のお三方による阿古屋松復曲談義をたっぷりと拝聴し、宗家の仕舞で『松尽し』のサワリを拝観してきてのことです。雪深い千歳山の萬松寺まで出かけられた宗家の、総持寺出身の住職との漫才ふうの会見談に満席の聴衆は笑い転げました。「実方左遷節」にはお三人とも明言なし。ですが、塩竃明神とのケンカの勝負はついたのか?ケンカが続いて終らないほうが面白いのでは?という渡辺先生の問い掛けに、教授が即座に「勝負はついております!」と答えられ、宗家が、3月1日の本公演をご覧になって判断して下さいと捌かれたのが絶妙でした。ハイ、さようなら

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