昔の話です。しかもほぼ半世紀になりますか。
学生時代、音楽研究会のジャズバンドにてベースを担当させられました。嫌いじゃないから何でもやってみたかったのです。
その頃に先輩から「グレン・グールド」のゴルドベルグ変奏曲を聴くよう薦められました。今風に言うなら「超絶技法」とでも云うのでしょうが(こんな単語は山口瞳、丸谷才一先生他多数の作家からは別な語彙を探しなさいと叱られそうですが)驚きました。しかし何しろジャズに傾倒していましたので2~3回ほど聴いて、今与えられし曲目の楽譜に集中してました。
しかし何とも相変わらずの落ちこぼれにして、まさに青春真っ只中の恋とジャズと学生運動と油絵(美術研究会にも所属してたのです)の日々でした。思えばあの頃からずうっと右往左往する人生の始まりだったかもしれません。
先輩の女性とデートの時間を決めつつ、同級の女子とうわの空での苦いコーヒーを飲み、その合間に音研、美研の部室を覗き、それなりの時間を過ごし、黄昏時には渋谷のジャズ喫茶か、安くも無い呑み屋で、深夜まで激論・・・。
あの頃に私の走り回る人生の起点が出来上がっていたのでしょうか。
「ゴルドベルグ変奏曲」でした。
すみません。
書きかけも書きかけですが、今夜はここまでです。
時の移ろいをそのままに、中途半端ではありますが、アップします。つまり毎日、少しづつ書き足す事も己の心の動きの表現にもなるかと・・・。
このコーナーは長くなりそうです。2016/03/30 私には深夜です。
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