2012年4月6日金曜日

丸い形ではない「かしわ餅」の販売開始です。

 少し、間が空いてしまいました。お詫びします。
 いけませんねえ、軽い風邪ですが又してもやられてしまい、微熱ですがなかなか立ち直るのに時間が掛かるようになってしまいました。それでも繁忙期です。通常どうりに働いています。というか、お蔭様でご注文を書き込んだ用紙が一向に減りません。今日は県立高校さんの入学式でした。仕事があること自体感謝せねばいけません。
 とは言うものの毎晩、早寝、熟睡の日々です。よくこんなに眠れるものだなあ、と自分で感心しています。

 「招福金箔草餅」、「さくら餅」は今年の生産予定数を完売いたしましたので終了となりました。今年は黄名粉の草餅が思った以上によく売れました。いつもご贔屓いただいているお客様から「色々なところから草餅をもらうけど、あなたのが一番うまいと社員全ての意見が一致したよ」とほめられたのは、正直、嬉しかったというか、これこそが商売冥利というものなのでしょう。

 かしわ餅の粒あんはそんな訳でさしも草を使用した餅生地にて続けて販売してます。しかし、二月の末、新宿のデパ地下をのぞいて来たのですが、すごいの一言ですね。
 草餅、桜餅がかのこ庵の価格の倍の値段で売られています。テナント料を計算に入れたとしても私には驚きの価格でした。3店のお店から少しづつ買い求めまして、試食してみました。しかし、これも驚きですねえ。あん入り草餅に黄名粉をまぶしたりと、手を変え其々に個性を発揮しています。何よりもどちらの品物も色がとても濃い深緑色でしたが、率直に書きます。色の濃さ程には蓬の香りが少ないのです。連れがいたのですが、思わず顔を見合わせて「うーむ」状態となりました。しかし着色料使用の表示も無く、しかしそれにしてもそんなわけは無いけれど、これが現実の一流百貨店の草餅かよ、と書いておきます。

 一昨日、定休日でしたが少し体調も戻ってきましたので、
佐野のアウトレットに仕事用のバッグを求めて(何も他のお店でもよかったのですが)行ってきました。しかし、私が無知なのでしょう。ブランド物の価格が凄いのですね。
 予定していた価格よりも明らかに十倍以上します。ところが入り口でメンバーカードを無料で配っておりまして、それをもってひとまず物色してますと、殆どの品が50%引きでして、更にそのカードを利用すると何と更に30%安くなります、と店員さんから教えられました。
 ぼう然、唖然としつつもそれなりに頭の中で計算してみましたが、つまり10万円の品が3万5千円に、つまり65%引きとなる訳です。それでも私の購入予定価格とは大きな開きがありましたので、何も買わずに帰ってまいりましたが、
少しこの世の中、間違っていませんかねえ。いくらなんでも少しばかりの型落ちだからとしても、それでもあれだけの従業員を使って損して商売するわけないですものねえ。本来の原価が凡そながら想像つきました。
 日本はこんなに豊かな国なんだ、と幸せな気分に(嘘です)させられました。
 長くなります。手元にその本がありませんのでうろ覚えですが、竹中平蔵さんのかなり以前の著書の中に「世界中のお客を乗せた客船が事故に遭い、沈没の危険性が出てきた。そのとき船長はドイツ人には『これは規則ですから』といって女性や子供を先に下船させた。アメリカ人には『君は英雄にはなりたくないのか』と説得し、日本人には『誰もがそうしていることだから』と話して全て順調に下船させた。というのが有りました。
 国民性というものがあることは厳然たる事実ではありますが、どうも今更ながら、日本人の気質がよく現されていると感じます。しかし、所詮、金欠なる人生を長年過ごしてきました私には、所謂ブランド志向という物がもともと薄弱でして、時に「あれ今日のルックスは全てユニクロじゃん」なんていう日が結構あります。
 価格の高いものは間違いなくそれだけの価値がある、という認識はこれからの日本という国の実態を考えると、私達は少し立ち位置を変える必要があると実感させられた「我が買い物記」でした。
今朝のお届けでカメラに撮ったはずの商業高校様の3分咲きの桜がSDカードをロックしたままの状態でして失敗の巻となりました。忙しかったのです。と、言い訳しておきます。
 
 

さしも草の話になかなか入れませんですね。今回、トップの写真は、一昨年物のさしも草の写真ですが、これだけアップして、本日はここまでです。

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