2014年4月11日金曜日

草臥

 私淑する山口瞳先生は小説家であり、従って俳句の作品数は少なくて当然ですが、俳号は五つも持っておられました。
 「偏軒」とか、「寒庵」とかですが「草臥(くたびれ)」なんて言う俳号を持って自認しておりました。
 凡そ三十年前に出版されました「私の根本思想」という作品の中で書いております。


 恥ずかしながら、一か月以上のブランクが出来てしまいました。  
 誠に、沢山の方がお読みくださっているこのブログの書き込みも3月に一度書いて以来です。ともかく多少、体調を崩しかけた時期もありましたが、何とか仕事に追われる日々ながら、そういうことに慣れてきた、というか、慣らされてきたようです。
 相変わらず、相当な仕事量をこなしております。従いまして、早寝早起きの日々ですが、体重も結構落ちまして、逆に些か体が軽くなったような状態です。それでも流石に休み無しの日々はこの歳では、草臥れたというのが現実です。
 

 「小鰯も鯵も一ㇳ鹽時雨かな」山口草臥作の俳句ですが、この色紙が自室の壁に掛けてあります。持ってきてこのブログ上で公開しようと思ってはいるのですが、いつも忘れてしまいます。そこで、店内に飾ってあります「讃 山口瞳、画 関頑亭」両先生の短冊をご紹介します。
 如何ですか。
 かのこ庵の宝物の一つです。

「捨てきれない荷物のおもさまへうしろ」
「うしろすがたのしぐれてゆくか」

 種田山頭火の句ですが、話題が暗くなりそうですね。県内はあちらもこちらも桜の話題で持ち切りだというのに。

 量販店さんからのFAXが入って来ました
 今日はここまでにして、仕事に入ります。
 それでも、少しづつ書き込みをしていきます。
 

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