2011年12月25日日曜日

「笑窪万寿」本日から

 かのこ庵の「薯蕷まんじゅう」は、お蔭様でフアンの方が増えるばかりの商品になりました。その「薯蕷まんじゅう」を一個で紅白、金箔を添えて新春に相応しい和菓子に仕上げました。
「はなびら餅」も本日から販売開始です。

新春を寿ぎ、初釜に是非ご利用下さい。

「本格手作り 栗きんとん」も数量限定ですが、
やはり今日から陳列しました。ただし申し訳ないのですが、ご予約が入って来ておりまして、残数が、いささか寂しくなってまいりました。少し製造個数が遠慮気味だったかなと今頃反省してます。
他の商品も作らねばならないものですから、早めに売り切れとなりそうです。


「栗きんとん」の隣にありますのは、金箔で包まれた「金箔本練ようかん」です。
関西からの仕入れ商品ですがしばらく飾っておいてからお召し上がり下さい。 日持ちはしますのでいかがですか。

ところで、「栗きんとん」の下に敷かせていただいた絵巻物の写真は「源氏物語絵巻」より、光源氏が10歳の「若紫」を、柴垣から始めて垣間見た瞬間の情景を屏風にした桃山時代の作品を、お借りしました。この時、光源氏18歳です。
しかし、「源氏物語」という長編小説の中で、一番面白い、といったらなんですが、
若さと、その特権とをフルに活用し、10歳の幼い少女を我が物にしてしまう、その一方で、禁断の、つまり、桐壺の帝の奥様を愛してしまい、悩みを抱いたまま我慢できずにお抱きになってしまい、結果として懐妊させてしまう、という第五帖の乱れ方は
何なんだとお思いの方は私だけではないと思います。
それにしても、光源氏と若紫を現代にあてはめますと、小学校三年生の少女を、
高校三年生のお兄ちゃんがこの時点ではその行為そのものには行きませんが、
どうも裸にした若紫を胸に抱きしめているような記述も有るのです。
一千年前と現代を比較することは意味が無いことかもしれませんが、どうも、どうもの世界としかいいようがありませんね。
「絵巻で楽しむ『源氏物語』」は、絵巻物を中心に物語を進行していく「朝日新聞」社刊の週刊誌ですが、「林望」様の「謹訳『源氏物語』」を補完してくれる楽しい読み物(?)となっています。お薦めします。


今年の書き込みは、あと一度くらい書ければと思っていますが、出来なかったときのために、この阿呆なおっちゃんのブログをお読みいただいた皆様の新年のご多幸を切に願います。
何卒、何はともあれ穏やかな辰年となりますことを、切に祈念申し上げます。

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