2013年8月1日木曜日

青竹筒の生まれ故郷です。

 おかげさまで今年は、「青竹筒入り水羊かん」が好評でして、すでに昨年の販売数を超えました。その他の商品が今ひとつのため、さっぱりアベノミックスの効果はあらわれてはおりませんが。    
 この時期どちらの菓子屋さんも苦労なさっているはずです。それでも何か売れているものがある、というだけマシかもしれません。
 

 話が暗くなってしまいましたが、昨日午後、宇都宮市にございます竹林を所有管理なさっておられる方を訪れて参りました。今年の青竹水羊羹の青竹は、当初は前年同様に浅草の竹を専門に扱う問屋さんを介して仕入れをしておりました。
 宇都宮に県内を中心としたtwin(ツイン)」という月刊誌がございます。そこの社長さんが、私のお店の常連さんでして、「この竹はどちらからお買いですか」と聞かれました。率直にお話しましたら、前述の竹林をご紹介いただきました。「素敵な場所で無農薬でとても広い竹林を持って、経営なさっていますよ」としてすぐに連絡を入れてくださいました。
 びっくりするほどの数量を販売している訳ではありませんので、
若干躊躇したのですが、「心配ないですよ」といわれましたのと、竹の在庫が、残り少なくなっておりましたので、仕入れさせていただきました。

 しかし流石に竹のプロですね。残っていた竹をサンプルとして送りまして、概ね内径が何センチ、長さが何センチで、という注文にお応えいただき、注文数料をお送りいただきました。今までは、問屋さんが介在しておりましたので、国産だといわれましても確かめ様がなかったのですが、これで間違いなく、しかも無農薬栽培の青竹を入手することができました。そして「この竹筒は節の上から切り落としてあるんですね」といわれました。節を底にして切ってあるもんだとずーっと理解しておりましたが、なるほどそうですよね。上から下に切り落としてくれば、少しづつですが、内径の口の部分が若干広くなり、筒から中身が出やすくなります。気付きませんでした。

 
 しかしこの竹林をお訪ねしたのですが、いやはや広いの何の、でございました。写真を撮らせてくださいと頼みましたら、「どうぞ、暑いからお車のままで。」という訳で、入ってゆきました。入り口に近いところではかなりの本数の栗の木がございました。そして、行けどもゆけども竹林、竹林の中に突入です。最初は深く考えもせず、又、方向感覚にはいささか自身も持っておりましたのですが、何とも写真を数枚撮っているうちに気づいたら、自分の現在地がわからなくなってしまったのです
 早い話が迷子になってしまいました。気づいたときは冷や汗が出てきました。みょうちくりんやでこれは。私の頭の中はへんちくりん状態です。30分近く走り回りましたが、わかりません。所有者にお電話したのですが、「こちらからでもわかりません」といわれ「ともかくどこかちゃんとした道路に出たらもういちど連絡を・・」ということで、どうにか舗装道路を見つけ目印になりそうな物をみつけまして、どうにか帰ってまいりました。
 いやはや、「あまり奥までは入らないように」くらいいっていただければこうはならなかった、とは後の祭りの話でございました。
 それにしても、山地ではなく、ほとんど平面でして、そして細い道といわれれば道、という竹林の中でこのままとなってしまうのか、と一瞬思わせられました。 

 ただし、写真をご覧頂いてお分かりと思いますが、風にそよぐ竹の葉のそよぐ音だけの、そして足元の枯れ落ちた竹の葉の柔らかい絨毯の如き大地の触感。迷子の件を別にすれば、最高でした。本来でしたら、ぜひご紹介したいのですが、私と同業の方もこのブログをご覧になっております。こればっかりはヒ・ミ・ツにさせてください。せっかく見つけた、無農薬の純国産の青竹が手に入りました、というわけです。
 ともかく、一度送っていただいた竹をすでに半分以上消化してしまい、お盆を前にこれでは足りないぞ、ということで再発注、方々一度は拝見する価値あり、と感じての顛末でございました。

 前回、「邦楽演奏会とお茶会」のイベントについて書き込みいたしましたが、すぐに反響がございました。未だ詳細が決定したわけではないのですが、二口ほどご予約が入りました。
 昨日の午前中は、栃木市役所大平町支所(合併前の大平町役場)を訪れ、産業振興課の方とお会いし、イベントへの協力とその他の例えば、商工会や、観光協会さん等への周知を依頼が目的の訪問です。しかし今回のイベントの内容をお聞きいただくと「いい企画ですねー」と褒められます。その後、歴史民俗資料館の館長様とチラシにおける、主催、共催、協賛、後援等について相談いたしました。
 例えば、この団体はどちらに入ってもらうのがふさわしいかを決めるためです。些細なことのようですが、結構大切なことでして、これが決まらないとチラシの作成も最終原稿ができません。そして折角の、いわば町おこし的事業が中途半端になります。こういうことは嫌な言葉ですが、根回しが必要なのです。
 しかし、現時点で相当に評価をいただきつつあるイベントであることは確かなようです。ご期待下さい。
 ただ、休日をかくのごとく過ごしております私は、我が家では顰蹙をかっております。若くないですからねー。そしてこの不陽気と売上の少ない中の話しですからねー。

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