2014年10月28日火曜日

「高野山の名宝」サントリー美術館

 早起きし(いつもの事ですが)朝の内に一仕事しまして定休日でしたが、その足で東武電車に乗って六本木です。向かった先は、六本木ミッドタウン内にあるサントリー美術館です。
 「高野山の名宝」展が開かれておりまして、国宝の運慶、快慶作の仏像群を拝見してまいりました。やや急ぎ足で…。
 

 午後2時にどうにも不調続きの冷凍庫の入れ替えを行う予定が入っておりまして、時間を気にしながらの「名宝展」でございます。

 「高野山開創千二百年記念」という事でして生涯現役を念頭に、がつがつ働いている我が身としては、多分訪れることはないであろう「高野山」故のプチ旅となりました。


 会場に入って先ず「弘法大師座像」が等身大よりやや大きめに鎮座してます。お像の御尊顔が少しだけ左を向いています。
 
 
 通常は正面を向いて黙想状態が多いのでしょうが、ある行者が三十年、約一万日にわたりこの像に参詣していたところ、一夜夢の中に大師様が現れ、行者の功を愛でて東を向いた。夢から覚め、像に詣でると、お像のお顔が左を向いていた、という、いわくあるお像です。穏やかなそれでいて尊厳なる表情を拝見できます。次に空海二十四歳の時の直筆が展示されております。国宝に指定されていますが、その若き時の勢いを感じさせられる筆致に圧倒させられます。
 次から次にと、ご紹介したき展示品の数々ですがキリがございません。しかし、今回の「名宝展」のために八体の「八大童子象」が揃って公開されています。「運慶」作の全て国宝なのですが、一体一体それぞれに思わず両手を合わせさせられます。
 目の輝きが活き活きとしており、実際の童子を見ているかのごときでありながら、それぞれの内面性を具現的に、理知的に、緊張感あふれる、又、肉感あふれる豊かさも感じられます。今回の傑出した御仏(みほとけ)群像でした。
 誠にキリがないですね。東京では12月7日まで、大阪では「あべのハルカス美術館」にて、明年1月23日より3月8日まで開催が予定されています。関心がございましたら是非お出かけ下さい。

 本日、藤原実方同盟(?)の堂畝様が再訪下さいます。
 堂畝様のブログ「花林 ~小枝の音色に誘われて~」で随分と勉強させられましたが、お若い歴女様でございます。お子様とお母様を伴っての「吉川英治記念館」に於ける写真展での銅賞受賞を好機としての来栃でございます。話題豊富、話が盛り上がるのではないかと、今から期待しております。
 しかし、全くの他人とは言えませんが、彼女のブログ上にて己が登場してきます事、いささか照れますね。実は、CATVの〔突撃インタビュー〕で今週いっぱい、市内の和洋菓子店4店が紹介されてまして、私が登場しているのです。更に12月には同局の「うらら」の取材申し込みもあり、毎年何らかの形でTVの画像に出没してますが、これも結構老いを感じる昨今、ほろ苦くもあります。
 恥ずかしさも感じております、本当は。

 ところで、色々と写真を掲載しておりますが、知的所有権や、肖像権等の問題がございましたらお許しください。悪意などはこれっぽちもなく、ただただ、ご紹介したかったのでございます。

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