2012年1月14日土曜日

「福寿草 松に従い そろかしこ」麻生葭乃

又しても手元の本からの拝借にて、お恥ずかしいのですが、川柳ではなく俳句にも素晴らしい中村汀女様の作品がございました。
「福寿草に 日の当たり居り 言ふことなし」。


随分昔の話ですが、私の亡父が誠にその昔、福寿荘と言う名のアパートを管理していました。又、現在は名前を変えて立派になっていますが、亡き母の実家がありました茨城県勝田市に長寿荘という旅館があり、海水浴や法事などの時にはそちらを利用してました。父が晩年をすごした特養施設の名前がみなと荘です。
話が、全く関連無く飛んでおります。


今日は四国から和三盆のメーカーが、大阪の菓子問屋さんも商談にきました。
こんな田舎の小さな菓子店にまでセールスに来ていただくのは、正直有りがたくもあり、いくらもよう売らんのに恐縮な話です。しかし、この業界の話は彼らが一番詳しいわけですので、話題が尽きることも無く、又、色々と教えさせられます。どちらかといえば狭い範囲での商売です。いささか時勢から取り残されたような所もある業界でも有ります。でもこの歳にしては新しい企画や、新製品を作ることなどに、随分とチャレンジしていると自負もしています。「情熱をお持ちなのがよく分かります」と、お客様から直接お言葉を頂戴いたしました。こんなオッチャンをあんまり調子付かせないでください。その気に簡単になりやすいタイプですので。
しかしどうも、中小零細のお店の多いこの業界の厳しさは半端では無さそうです。
楽して儲けようとは間違っても思いませんが、なかなか努力が報われないのも現実です。
先程、高校時代の美術部で2年後輩でした、そして栃木県立美術館館長だった人物の訃報を知らされました。これから先、私は何年生きられるか分かりませんが、どうにも少々長生きしたとしても余り良さそうな事は少なそうです。


新年早々情けない話ばかりのカキコミにて、スミマセンでした。


少し明るい話です。
昨年11月に実施しました「異業種ながら物作りのプロによる『物作り空間工房』」の
2回目の会場や日にちがほぼ決まりました。商工会議所からの応援もあり、補助金も計上されるとの事で、重くなりつつあった腰を又しても持ち上げることとなりました。
ただし、会場が初回よりも3倍ほど広くなりますので、その準備や、内容の打ち合わせにかなり時間を掛けなければなりませんが、ともかく6月初旬を目標に実行する方向です。詳しくは又書きますがご期待下さい。やるほうは大変なのですがねー。
と、いつものボヤキです。

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