2012年1月28日土曜日

「剃刀の如き月にも涙あり」和哉

 3日ほど前の夜7時過ぎの西方に、剃刀の如く、又、阿弥陀様が薄目を開いているかのごときお月様をご覧になった方はおいでと思います。昔、フランス映画で「悲しみよ こんにちは」というのがありました。フランソワーズ・サガンという女性が18歳のときに発表した名作です。いわば彼女の自伝とでもいうべきものでして、かなり破天荒な人生を送った当時の流行作家でした。まさに歳がわかってしまう昔の映画ですが、そのポスターのイラストを唐突に思い出してしまいました。思い出される方もいるかなー?
 実は、このところいささかメランコリックな状態が続いておりまして、いわゆる厭世気分という奴です。凍てつく寒さの中で、きらりと輝くお月様に涙を感じるなんて、いい歳して
しょうもない古典ロマン派かアホなオッチャンとしか思われへんやろなあ。ただし、原因はわかっておりますので、それなりに解決策はいづれ見つかるはずと、思っていますが。
 その原因の一つに、突然ですが、ロシアの、いや世界の文豪「トルストイ」は凡そ100年前(正確には1、910年)82歳でこの世を去っています。名も知らぬ(名前はあるのでしょうが知る人の少ない無人のような)駅のベンチで眠る様になくなっていたそうです。夫婦喧嘩がその原因ともいわれ、又、己の矛盾に苦しみ家出をしての結果です。
 82歳での家出です。
 今から凡そ1,000年前、当時の天皇、花山(かざん)天皇はだまされて失脚、一条天皇の時代となります。藤原実方は勿論、その後の藤原道長や、清少納言、紫式部が活躍した時代です。その一条天皇も1,001年前、つまり1,011年に病没しています。
 どうも、道長にばかりスポットが当たり過ぎているようですが、花山、一条の二人の人物像が気になっています。
 お亡くなりになった人といっても昔のことですから当然ですが、そんなことばかり考えたり、調べ始めたりしているからでしょうか。そんな事でさえも、いささか欝状態にさせられます。
 本日はどうも思うようにキーを押し続けられません。
 又、日を改めてカキコミします。失礼しました。



 咲き出しました。
こちらの件も併せて
報告いたします。

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