2012年9月7日金曜日

「東京スカイツリー」おのぼりさんの記

 東武電車で一時間ちょっと、という近いところに「スカイツリー」が出来上がりまして、突然、行ってみないかと誘われました。いずれは一度くらいは上ってみようとは思っていましたが、早くもその機会ができました。
 仕事を早めに切り上げ、3時36分発のスペーシアに乗り込みまして、夕方5時前には入場口に立って、その高さをそっくり返る雰囲気で眺めました。いや実際にはそっくり返って、そしてひっくり返ってしまいそうです。
 何故今回、急に行くことになったかは、夏休みも終わり、更に夕方になると団体客が少なく、当日券の購入にさほど時間が掛からないと聞いたからです。
 その通りでした。展望デッキまでの入場券購入に要した時間は約20分。そのまま、超高速のエレベーターに乗り込みました。そして驚くなかれ、「綺麗なエレベーター内やな」なんて思う間もなく、確か十数秒で地上350㍍に着いてしまいました。感想もなにも、早すぎでございます。
 恐るべき日本人の技術力であると、先ずはお褒め申し上げたくなります。
 しかし、いやはや、いささか始めの内は足がすくむ思いです。とても高所恐怖症の方にはお勧めできません。とも、最初は思いましたが、最初だけでして、まさに眼下に広がる絶景を見ているうちにその眺望のとてつもない広がりに圧倒されている己を発見します。そして千円のチケットを又、買い求め(合計三千円)、「展望回廊」地上450㍍までのエレベーターで更に上を目指します。
 「スカイツリー」についた時間が夕方でしたので、夕焼けを、東京の夜景をたっぷりと拝観(拝見ではなく)させていただきました。荘厳なる心境になりますね。
  夕焼けを受けて富士山もはっきりと確認できました。地上は薄暗く、そして暗くなっていくのに頭上を見上げますと、紺碧の青空が残っております。そして一部、足元がガラス?製の廊下から地上を見下ろす場所があります。これはいささか勇気が要りますね。我が足元に見えるのは450㍍下の地上です。そのガラスの上に足を踏み出すには少し勇気が要ります。
 いやはや、恥ずかしながら、いや堂々と、一度は行かれることを率直にお勧めいたします。ただし個人的には、どなたかが全額持つからご一緒に、とでもなければもう行くことはないと思いますが。
 表現力の乏しい私としては、当初、おのぼりさん気分でしたが、明らかに圧倒されて、冥土への土産を一つ、記念とすることができた、の心境となりました。
 

 隣接する「そらまちタウン」のビル、30、31階がレストラン街になっておりまして、スカイツリーを見ながらの食事は格別なんだろうと思います。いや、余りにもいいお値段でございまして、チラッと覗き見しただけなものですから。
 ランチタイムは少しは違うようですが、デイナーのコース料理は安くて六千円、通常一万円と思ってください。斯様な次第で北千住まで戻りまして、過日訪れたフレンチ居酒屋とでもいうのでしょうか、そちらに向かいました。しかし、相変わらず混みあっておりまして、なんとこちらも30分待ち、とのことでした。予約して飲み屋街をぶらぶらすると、もう一軒、和の居酒屋で、お客様に「今からですと20~30分程
お待ちいただくことになります」というお店がございました。
 よくは分かりませんが、次回のお店はここだなと決めまして、いささか、いい気分で戻ってまいりました。しかし、繁盛店の秘訣は何なのか、正直、色々と反省させられもしたアホなオッチャンたちのプチ旅でした。
 普段は車での移動が多いのですが、電車で、しかもあのスカイツリーです。運動にはなるのでしょうが随分と歩いたことも事実です。只今、腰に鈍い痛みを抱え込んでしまった情けない自身を恥じております。しかし今、自身とカキコミ変換しましたら一瞬「地震」と表示されました。あまり考えたくはありませんが、地球も少し変動期のようです。「今日無事」を常に念頭においておくことも忘れてはいけないようです。
 このブログの一番最初に、着工間もないスカイツリーの写真を掲載しましたが、その際、手前に写しこまれていたのが護国神社です。上記の写真はそのときに撮った場所、つまり隅田川と護国神社でございます。と、思いますが。
 畏れ多くも天空から眺め下ろしております。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿