2013年11月24日日曜日

「元祖いちご大福『苺の娘』」販売開始しました。

 どうにも、「貧乏暇なし」状態が続いております。
 私個人の事に起因することゆえ、どうにもならないのですが、いささか、憂鬱な日々を送っています。書かねばならないことも多いのですがまさに滞っております。例えば私事ながら、我が家のTVがいけなくなり、交換したまではよかったのですが、どうにもダビングができなかったり、録画することさえ思うに任せず、余分な時間ばかりかかっています。
 何故か、そういう歳回りなのか、ここには書けない余分なこともありました。そしてこの時期、恒例の喪中挨拶の数の多さです。
 何十年とお逢いしていない方とも年賀状はやり取りしてきました。今年は数枚、少なくなりそうです。

 そうです。もう「苺大福」の季節なのです。
 ジュウシーな、酸味も程よい苺が入荷し始めました。
 しかし、ある方から、少しは他店にならって、苺を見せた、つまり切り口をつけてそこに苺をお見せする形が流行っているから、と言われました。冗談じゃないのです。私が作り始めてまもなく30年になる「元祖苺大福」なのです。
 
 最近は京阪神方面に出かけなくなりましたが、以前は毎年出かけていました。しかし、己の勉強不足を弁解しているようですが、今は、こんなPCひとつで日本国内に限りませんが、和菓子の世界を渉猟することが可能になりました。さらに言えば「京菓子」なんてもてはやされてますが、私の眼には単にパッケージや、デザインでの独創性(あまりこれも感じなくなりましたが)だけではないかな、という感じがしているのです。

そうです。食は日本の大切な文化です。
 しかしあまりにもご承知の如く、いわゆる高名なお店まで、偽装、偽装の連日の報道です。いわゆる熟練の料理長や職人が、知らぬわけのない偽装を黙認してきていたのです。
 ただしこの問題は、表示の問題であって、ちゃんと表示すれば済むだけの事なのですが。
 お客様から「京都に行くと、似たような和三盆のお菓子がたくさんありますね」といわれます。例えば四国でしか生産されない和三盆を、自社ブランドとして販売することはいくらでも可能です。法令に何ら抵触しません。
 「販売者」として固有記号を所轄の役所に届け出すればOKなのです。そして、あたかも自社内で製造しているかの如き、表示が通用するのです。
 正直、かのこ庵も仕入れ商品が沢山ございます。一部、私が作ったかのごとき商品もございます。お許しください。
 全て、店内で販売している商品が、かのこ庵オリジナルだとは言い切れないのが実情です。
 作れる範囲の商品だけを販売することに絞るか、どうか。
 しかし、お客様の「見ているだけでも楽しいわ」というお声も無視できません。今日の店内を先程見回しましたら、大阪や、四国からのクリスマスやお正月の商材がもうすでに店内を賑わしております。これが結構可愛いのです、そしてお孫さんにと、ついでにお買い求めのお客様がかなりおります。
 
 結論から言うなら、「美味いか、不味いか」だけなんです。その価格に見合った拵えと、納得いく味なら、偽装があったとしても、勿論法令違反まではいけませんが、納得しなければならないんでしょう。と、思います。所詮、プロでも見分けの付かないものもございます。


 なぜ京阪神の菓子店巡りをしなくなったか。
 結局、どこかで売れている商品のパクリが目につき過ぎするのです。本物がどこにあるか、もはやだれにも分からない時代なのかもしれません。

 かのこ庵の「苺大福」は、創業以来、価格も、製法も、勿論、お味も何一つ変えておりませんことだけはご承知下さい。でも、消費税だけはどうにもなりません。五月のゴールデンウイークまでは製造する予定ですが、四月には税込み価格の変更止む無しとなります。他の原材料も値上がりが続いております。大きい声を出して言いたいですね。今現在の景気状況はまさに「零細潰し」だと。
 

 クリスマスとお正月用の仕入れ商品の一部ですが、ご紹介しておきます。おそらく、これ等の可愛い商品は県内の量販店さんや、お菓子専門店さんでもあまり、ご覧になれない商品でございます。
 本当に見ているだけでも心が和みますよ。
 

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