2012年2月7日火曜日

とちぎFM,RADIO BERRYに生出演しちゃいました。

 昨年は11月に「物作り空間工房」としてイベントを企画、実施いたしました。結果として新聞に三回も記事として掲載された他、とちぎCATVの取材もあり、放映もされました。  
 今回は何処からどう話が回ってきたのかともかく、「さしも草」を使った「伊吹山」についてFM放送さんから取材申し込みが有り、昨日、生放送にて出演させていただきました。
 ただで、かのこ庵の宣伝をしていただけるわけでして誠にありがたいお話でしたが、生放送というのは初めての経験でございまして、正直緊張させられました。CATVや新聞社さんは取材したものを編集、凝縮するわけです。間違ったことさえ話さなければ、後は先方にお任せする他有りませんが、生(なま)はリポーターと並んで事前に少しだけ、流れの予習をするのですが、そのまま本番に突入します。「これはどういうものですかあ」と言いつつ、マイクを突きつけられるのです。鼻先に。あせりましたですねー。
 いずれにしても、如何程の方がお聞きになっていたかはさっぱり分かりませんが、お聞きになっていない方のためにさわりだけでもご紹介します。
 といっても、この話は藤原実方からスタートしないと栃木の歌枕としての「伊吹山のさしも草」は紹介の仕様がありません。つまり、一千年前の歴史から話す必要があります。
 まして、藤原実方って誰の事よ、となります。ご存知の方は少なからず多いとはいえません。「百人一首」から始めていきますのでそれを誠に短時間でのご紹介となります。
 ま、斯様な次第であっという間の生放送でした。
 「10分間自由にお話下さい」でしたら、予行練習してピタリと収められたのになあ、と今さらながら感じています。
 でも、ヨモギあんのこと、菓銘「伊吹山」をリポーターの方が試食して感想を述べてくれるわけですが、まさに、ご苦労様にして有難うございますの時間帯でした。
 食物繊維たっぷり、薬効たっぷり、美味しさたっぷりの「伊吹山」と「招福金箔 草餅」です。こちらを未だお召し上がりで無い方に、栃木県の認定特産品として、そして指定天然記念物でもある「さしも草」を使用した和菓子を是非一度はご賞味ください。
 こちらが栃木市吹上町にある標高180メートルの、本当に一寸小高い山の麓にある「伊吹山善応寺」様でして
石段の両脇に自生しているのが「さしも草」です。
 「伊吹山」といいますと滋賀県と岐阜県の県境にそびえる大きな山(新幹線ですと眼前に迫って見えております)
を先ず思い浮かべられるでしょうが、歌枕に出てくる「伊吹山」はこちらが正しい「伊吹山」なのです。

 こちらが「大ヨモギ科」に属する「さしも草」です。あぜ道等に自生しているヨモギと違いがわかりますでしょうか。
 葉先が細く、七つ裂きの
形状をしています。一時絶滅しそうになりましたが、地元の方が株分けし、庭先で細々と育成しておりましたものを、ここまで県立栃木農業高校の先生や生徒さん、吹上地区街作り協議会の方が育成させた大変ないわれのある植物なのです。
 百人一首に登場する藤原実方とさしも草の和歌です。平安時代中期の高級貴族でして、和歌読みの名手として高名でもありましたが、陸奥の国の国主として現在の宮城県多賀城市にその跡が残る国庁舎に赴任しています。その際、栃木市には下野国庁舎がありましたので、立ち寄り「室の八島」等の歌枕の地を訪ねつつ和歌を残していったということです。
「さしも草」を使用した「伊吹山」のお菓子はこのホームページの随所に
写真が登場するようになっています。是非ご参照下さい。
 リポーターの女性も話していましたが、繊維分がはっきりと残るように仕上げた若草色のヨモギあんはお身体にもよろしい、と申し上げておきます。
 リポーターの長谷部さん、有難うございました。詳細は
番組H・P、http://www.berry.co.jp/tochigi/index.phpにも出てまいります。

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