2013年4月28日日曜日

「初夏の上生菓子」ができました。

 お待たせしました。
 「初夏を彩る上生菓子」五品、出来上がりました。
 先ずはご覧ください。
 
 爽やかな五月の風を感じませんか。 
 先程のお客様曰く「和菓子って、この季節感がたまらないのよねー」と、仰ってくださいました。苦労が報われる瞬間です。少しづつ時間をかけて作り込み、やっと五品出来た時は、我ながらよくやるなー、と褒めたくなります。
 少し小さくて見づらいかもしれませんが、左上から時計回りに「錦玉(青梅)」、「なでしこ」、「あじさい」、「清流」、中央が「花菖蒲」でございます。

市内、第二公園の藤棚と噴水です。
本日より六月中旬ころまで、販売する予定です。
その後はしばらく休みまして、九月から「錦秋の秋を和菓子で愛でる・秋の上生菓子」の販売を予定しております。どのような和菓子を作るか、もうすでに構想を描き始めています。
 何はともあれ、日本に四季があります事、感謝申し上げますと共に、是非ご賞味くださいますようお薦め申し上げます。
 
 
 前回の書き込みにて、東京のデパ地下における銘店街での気づいたことを書かせていただきます。
 何よりも最初に感じましたのは、以前に比べて「和菓子店」が少なくなっております。「洋菓子」関係のお店が7割くらい占めているように見受けました。何故なんでしょう。私は和菓子店のオーナーですから、感じるのかもしれませんが、やはり洋菓子の方が色とりどりですか?
 季の上生菓子もあるのですが、いささか華やかさにおいて負けていますか。でも理由はそれだけはなさそうですが、ここでは書きません。
お店の前も色々と咲き出しました。
 ところであまりにも、まん丸の柏餅のオンパレードでございまして、しつこく書きませんが、しかし一点、書きます。テナント料もお安くはないのでしょうが、柏餅一個の価格がかのこ庵の倍以上のお値段になっています。いいですねー。こんな価格でかのこ庵も販売できましたならば。137円が280円です。一味、いや二味違いますか?
 そんな事は、金輪際ございません。
 所詮、柏餅は誰が作っても、上新粉とお砂糖がメインです。
 どんなにいい材料を使ったとしても、上新粉はそれほどに価格差はございません。2~3割の範囲です。ピンからキリと言いますが、かのこ庵はピンに近い材料を使用しています。何ですか、これを書いていて悲しくなってまいりました。日本の四季には感謝、ですがアベノなんとかでしょうか。日本は本当にそんなに豊かになったのでしょうか。それでもあれだけの人混みです。売れるのでしょうねー。
 今、結構複雑に、
落ち込んでしまいそうな己を感じています。


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