2013年7月1日月曜日

「寸借詐欺」の不愉快さ!

 2度目くらいの来店で、買い物します。
 「お財布忘れた! ご免、近いんだけどこの品を置いてこなければならないの。すぐにお金持ってくるから・・・。携帯番号は*******だから」と。「免許証を見せてください」と私。「財布と一緒で忘れたわ」。
 金額にすると2,200円ですが、それっきりです。携帯はつながりません。
 実は最近の話でして、息子の店も同じ携帯番号の60歳前後と思われる、おそらく同じ女性にやられておりました。同程度の金額です。
 たまたま、私が接客したために引っかかってしまいました。従業員ならそんな誰ともわからない人に、品物だけ渡しはしなかったでしょう。と、思います。

 万引きはそのスリルがたまらなくて止められない、と聞いたことがあります。結局は常習犯なのでしょう。ただし、何しろ金額が金額ですから、つい、他にお客様がいたりすると、見逃してしまうのです。
 己の迂闊さが、後になって思い出すたびに悔やまれるというか、自己嫌悪になります。金額の大小ではないのです。実に嫌な世の中です。そして何とも不愉快な出来事です。

 多分、同様な手口で被害にあわれたお店もあるのではないでしょうか。スーパーやコンビニではレジにて、バーコードを読み取ってからの話ですので、おそらくこのようなことはありえないのでしょう。例えばタバコ屋さんで「ワンカートンを・・・」、果物屋さんで2~3、000円の買い物をされたときに等が、要注意となります。菓子屋だけの話ではないのです。

 早速、菓子組合の支部長に「ご注意を」の文書を作成、持参しすべての組合員さんに配布させました。更に、商工会議所の方にも事情を話し(正直、恥を忍んでの事ですが)、各商工団体にも、注意の喚起をしていただくべく指示させてもらいました。

 しかし誠に金額の多寡ではないのです。引っかかった己を恥じると共に、何とも不愉快極まりない事案に、今月も早々から意気が上がらない出来事でした。
 ご商売をなさっておられる方、このブログをご覧でしたら、ともに注意いたしましょう。
 いつも、かのこ庵をご利用のお客様、お客様には決して不快な思いをさせることのなきことを、お誓い申し上げますが、斯様な次第でございます。店員一同、貸し売りは一切お断りいたしますことお許しください。
 しかしもっと大きな詐欺の被害にあわれた方が、大勢いらっしゃるのも事実です。何とも斯様な詐欺にあわれた方の、お辛さがよくわかります。眠れぬ夜をお過ごしと、お察し申し上げます。二千円で騒いでは申し訳ないですか。
 しかし、私はお金がないから引っ掛かりようがありませんが、何とも嫌な世の中です。くれぐれも注意いたしましょう。少なからず、闇に住む連中を、これ以上喜ばせてはなりません。
 今回は、私の迂闊さを正直に認める(これも歳かな)カキコミでした。

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