2011年8月14日日曜日

修学旅行は広島、又は、長崎へ

 それ程に怒りが強い訳ではなく、又、遺恨に思ってしまった訳ではありません。
 しかし。
 
 栃木県だけではないと思いますが、最近の中、高校生の修学旅行は、海外への旅行も結構多いと聞いていますが、圧倒的に京都と奈良方面が主体です。私の高校生時代はそうでした。しかし、個人としては少々歴史に興味がありましたので、寺社仏閣の見学はそんなに苦にはなりませんでしたが、多分、旅行そのものが楽しくて、という者が多かったのも事実と思います。
 正直、如何に国宝といわれる仏像を拝観しても、さほどには感動していなかったと告白します。
 当時は。

 もしも間に合うなら、いや、キャンセルできるのなら、京都への修学旅行を企画していらっしゃる東日本の中、高校生は予定を変更しては如何でしょうか。この国難の現在です。
 「ニュークリア」、「核」というものを、もっと見つめなおし、知識として知るべき時と感じます。コントロールできるものと教えられてきた原子力神話の崩壊は、今、このちっぽけな島国で、地震列島の上で、幾多の、そしてまだまだ、何十年かかって収束するのか分からない、いや、もっとひどいことになるかもしれない中で、私たちは正面から見つめなおすべき時です。
 私はそんなに永いことなくいずれ死ぬでしょう。せめて、これからの日本を、日本人として生きていかねばならない若い人たちが、広島や長崎の被爆されたその歴史を、その地の人との交流を通じて得られた知識、恐怖を共有すべきではと確信するからです。
 それは又、現在の私たちの身の回りで起きていることへの、再認識にもなるはずと確信します。
 確信ばかりしています。

 この様なことを書き込む私は、やはり、狭量な人間なのでしょうか。
 よくは、自分の事は分からないものです。でも、教育に携わる方の一人でもご賛同いただければ幸いだと記しておきます。
相変わらずかのこ庵の駐車場の写真ですが、
「おじぎ草」に花が咲きました。
あと数日で、百合が一斉に咲き出しそうです。

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