2011年7月3日日曜日

「もうすぐ夏至だ」 その後

永田和宏教授の「もうすぐ夏至だ」からは、何かと考えせられることの多い書籍となりました。
私より二つほどお若いのに、ご自分では「ノンポリの学生時代」と書いていらっしゃいますが、
あの時代に、あの当時の世情に無関心でいることは、現在では考えられないほどに騒々しく、
従って、無関心ではいられなかったと思います。ですが、いままでの自分を置き換えて考えて
みても、表現はちがっても、結果として私も概ねノンポリの人生だったといえるかも知れません。
一時の熱病みたいな学生運動だったと振り返ると、そうなります。本当は、今日のこの日本の
現実に、政治に半ば怒りをもって考え、行動しなければいけないのでしょうが。
世代に関係なく、無関心ではいられないことが、この日本では進行中だと思えるいうことです。
六月二十二日が夏至でした。今年は例年よりほぼ半月も早く梅雨入りとなり、その割りには、
38度を超える猛暑の日も何度も有り、そして今日も今は晴れてはいますが、湿度の高い、重い
空気の中を彷徨している気分の日々です。だからというわけか、実はこの一週間体調不良にて
何をする気ににもなれず、仕事には毎日来ていましたが自分の仕事が終わると、ただただ己の
机で臥せっていたというのが現状です。歳ですか、急な暑さと諸問題を抱え込み、少し風邪気味
にもなり、今朝は頑張って早起きをし(通常でも早いのですが)江口内科で点滴をしてもらいました。
今現在はいささか楽になり、こうしてパソコンをいじっていますが。

教授は「こんなことさえわかっていないのだと気づかせるのが、本当の意味での大学における
教育であろうと、私は考えている。
しかし『わからないこと』をわかってもらうためには、どこまでわかっているかをしって
おいてもらう必要がある。極言すれば、知識はそのためにだけ必要なのである。(略)
『こんなことさえわかっていない』ということを・・・」
大学に入学するにしても、社会人になるにしても、その立場に必要というか、知っていて当然と
思うことがらを、あまりにも「知らないままに」その立場にいる、あるいは労働としての対価としての給与を当然のごとく受け取っている若い人のなんと多いことか。勿論これを指導せねばならないのは、上に立つものの責務ではありますが、それにしても、とも思い悩むのです。
『何がわかっていないのか』を教えたい」とあります。
成績抜群の生徒たちを前にしてさえ教授が思う事柄ですから、一介の菓子屋にはここだけの
話になりそうです。

ところで、歳だと書きましたが、我が家も歳のようでありまして、キッチンが壊れガス周りを取り替えたばかりなのに、三日前に、今度はお風呂のボイラーが、駄目という次第で、これだけで三十万円弱との事。又、寝込みたくなってまいりました。この陽気という事もあり、決して順調な商いをしているとはいえません。
重き荷を背負いて、まだまだ、先の見えない道を、まだまだ下り坂にならない道を歩いています。
とぼとぼ、よろよろと。 
 この前の休日に、特段に何かを求めてという訳ではなかったのですが、惣社町の「大神神社(
おおみわじんじゃ)」、「下野国庁舎資料館」、「下野風土記の丘資料館」等を 覗いてきました。
「大神神社」では「茅の輪」が丁度、六月中だけということで大鳥居に掛けられており、「茅の輪く
ぐり」をし、参拝いたしてきました。今のところ、よからぬことばかりの日々でして、期待する方が
いけないのは承知の上ながら、ちょっとは愚痴の一つも、とは・・・。ウーム。
下野国庁舎跡地前は遠めには整備されていたかのように見えたのですが、・・・。ウーム。

本日、店の前の、何とも、遅咲きの紫陽花です。ウーム。

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