忙しかった日々、毎日が追いかけられていたような日々。
全く、嘘のように静かな日常に戻りました。でも、季節のつまり、夏の商品作りが
始まりました。なぜか、夏向きの商品は結構手が掛かるのです。とくに、赤釜、「さ
わり」と呼ぶのですが、銅釜のことです。これを使用しての商品が一気に増えます。
始まりました。なぜか、夏向きの商品は結構手が掛かるのです。とくに、赤釜、「さ
わり」と呼ぶのですが、銅釜のことです。これを使用しての商品が一気に増えます。
「水ようかん」、「わらび餅」、「葛桜」、そこに普段は取り扱わない上生菓子も少し
だけ作ります。これすべて「さわり」が必要です。
暑くなる時期に火を使う仕事が必然的に多くなります。「節電」がこの夏のキイワ
ードとすると、私は暑がりですから今から悩んでしまいます。
だけ作ります。これすべて「さわり」が必要です。
暑くなる時期に火を使う仕事が必然的に多くなります。「節電」がこの夏のキイワ
ードとすると、私は暑がりですから今から悩んでしまいます。
早起きして朝の涼しいうちに作ってしまうのが一番ですか。
表題の前田雀郎先生はお亡くなりになってかなりたちますが、栃木県の出身で
「川柳」の世界では知らない人はいないというご高名な方です。ご長男、といっても
私よりは、ご高齢ですが、かなり、親密にお付き合いいただきました。
宇都宮大学の教授を長年勤められ、漬物博士としても有名です。確か、今年の
県の川柳会の会長さんに選ばれてもいます。とても楽しい先生で、お酒もお強く、ワインにも造詣が深い方です。雀郎先生が、当時まだ幼かった頃のご子息(前田
安彦先生)をお読みになった川柳を、二句程ご紹介します。
如何ですか、いいでしょう。
さて、かのこ庵の和菓子の話です。
道明寺種(もち米を細かく荒挽きしたお菓子用の材料)を使った「あじさい」です。かのこ庵の葛桜や水羊羹には生の桜の葉を下に敷いて、涼しさを演出します。
「竹筒の水羊羹」を包むのは、本物の笹の葉と国内産の青竹と、本物の竹串です。
プラスチック等は一切使いません。
昨年、アジサイの葉っぱを料理の飾りとしてだと思うのですが、使用した料理店が
食中毒を出して話題になりました。見た目は良いのでしょうが、アジサイの葉には毒が
有ります。食品に携わるものの常識です。それでなくともアレルギーのこと等もあり、
無知ではかたずけられない話です。
無知ではかたずけられない話です。
これから順次、かのこ庵の初夏の商品群をご紹介していく予定です。
あと一つだけ、「極めて甘さ控えめ・冷やして美味しい『わらび餅』」は、庵主の
超お薦め品です。数量限定ですのでお早めに。
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