2011年5月19日木曜日

今が旬! 「さしも草」の収穫が順調に進んでいます。

 五月六日のブログに写真を載せましたが、今日現在の店の前の「さしも草」です。
 実にいい香りの、そして蓬の味の強さも丁度良い、さらには、収穫するのに収穫
しやすい大きさに成長しました。
 異物を取り除き、よく水洗いの後、茹で上げます。そして、又、冷水で洗い流しな
がら水気を少し残す程度にして、ペースト状に仕上げます。

 つまり、さしも草に限らず、蓬の生産は今がピークということです。
 山形県でも冷凍蓬が生産されていますが、約一ヶ月遅れで採取するとの事です。

 その冷凍された蓬を、今までは早くて年末、通常春先から「草餅」として、和菓子店
では製造、販売していました。私もうかつだったのですが、蓬の商品は春と決め込ん
でいました。
 実は、今こそ旬の蓬を使った商品を製造販売するべきだったのです。

 「黄名粉の、あんなし草餅」を販売開始しました。
 更に、栃木市以外の方にはなじみが少ないのですが、上新粉を使った「米まんじゅう」
という夏季限定の商品がこの地では売れるのです。以前は、夏祭りに併せて各家庭で
手作りされたものです。かのこ庵では昨年まで「こしあん入り」の「米まんじゅう」だけを
製造してきましたが、「粒あん入り」「さしも草使用・米まんじゅう」も同時に、販売する事に
致しました。「何よ、一年中草餅を売っているみたいね」と言われそうですが、何度も書き
ます。『さしも草』は今が旬なのです、と。

 柏餅はおかげさまで、柏の葉がまもなく予定数を終了し、販売も終わりとなります。
 「丸い柏餅は柏餅ではない」は大変な反響が有りまして、閲覧して下さった方がずうっと
トップで二位を大きく引き離しています。疑問に思っていらした方が、大勢いらっしゃったと
いう事と推察いたします。有難うございました。お客様の中に「貴方のとこの柏餅は丸じゃ
ないわよね」とお聞き下さる方が、少なからず今年は多かったのも事実です。

 二種類の「米まんじゅう」、間もなく製造を開始しますが、写真が間に合いません。
 少しお待ち下さい。その代わりとは変ですが、夏向きに昨年描いた自作を恥じることなく
ご紹介いたします。店内に掲示いたしました。
 過日、広島の牧様からいただいた熊野筆が実に具合よく、お気に入りの画材として有り難く
使わせてもらっています。私の書画の筆が「面相筆」とよくお分かりになったなーと感心しつつ
感謝、感謝でございます。
 

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