五月六日のブログに写真を載せましたが、今日現在の店の前の「さしも草」です。
実にいい香りの、そして蓬の味の強さも丁度良い、さらには、収穫するのに収穫
しやすい大きさに成長しました。
異物を取り除き、よく水洗いの後、茹で上げます。そして、又、冷水で洗い流しな
がら水気を少し残す程度にして、ペースト状に仕上げます。
つまり、さしも草に限らず、蓬の生産は今がピークということです。
山形県でも冷凍蓬が生産されていますが、約一ヶ月遅れで採取するとの事です。
その冷凍された蓬を、今までは早くて年末、通常春先から「草餅」として、和菓子店
では製造、販売していました。私もうかつだったのですが、蓬の商品は春と決め込ん
でいました。
実は、今こそ旬の蓬を使った商品を製造販売するべきだったのです。
「黄名粉の、あんなし草餅」を販売開始しました。
更に、栃木市以外の方にはなじみが少ないのですが、上新粉を使った「米まんじゅう」
という夏季限定の商品がこの地では売れるのです。以前は、夏祭りに併せて各家庭で
手作りされたものです。かのこ庵では昨年まで「こしあん入り」の「米まんじゅう」だけを
製造してきましたが、「粒あん入り」「さしも草使用・米まんじゅう」も同時に、販売する事に
致しました。「何よ、一年中草餅を売っているみたいね」と言われそうですが、何度も書き
ます。『さしも草』は今が旬なのです、と。
柏餅はおかげさまで、柏の葉がまもなく予定数を終了し、販売も終わりとなります。
「丸い柏餅は柏餅ではない」は大変な反響が有りまして、閲覧して下さった方がずうっと
トップで二位を大きく引き離しています。疑問に思っていらした方が、大勢いらっしゃったと
いう事と推察いたします。有難うございました。お客様の中に「貴方のとこの柏餅は丸じゃ
ないわよね」とお聞き下さる方が、少なからず今年は多かったのも事実です。
二種類の「米まんじゅう」、間もなく製造を開始しますが、写真が間に合いません。
少しお待ち下さい。その代わりとは変ですが、夏向きに昨年描いた自作を恥じることなく
ご紹介いたします。店内に掲示いたしました。
過日、広島の牧様からいただいた熊野筆が実に具合よく、お気に入りの画材として有り難く
使わせてもらっています。私の書画の筆が「面相筆」とよくお分かりになったなーと感心しつつ
感謝、感謝でございます。
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