2012年10月4日木曜日

「名を捨てて十七八の恋もせむ」麻生路郎

 ご無沙汰でございます。
 少々、訳ありでして正直な所、カキコミをする気持ちになれなかった、という皆様にはどうでもよい事柄なのですが、連続してございました。  
 気の滅入ることや、いささかショックな出来事もあり、パソコンを開いても、何するでなく「悩み事」といえば多少は格好はつきますが、そんな日々を過ごしてしまいました。
 「又、誰ぞに振られんたんとちゃいまっか」とは、本当の私というものを知らない人の感想です。人間、誰でもバイオリズムの悪い、或いはメランコリックになる時があるものでして、更に、ここでご紹介する話ではないので書きませんが、厭世感に陥らせてくれる事などがございました。
 「それにしては今回のタイトルは何やねん。」といわれそうですね。ま、話題を変えましょう。
 
 九月三十日(日)は十五夜でしたが、誠にあいにくの暴風雨の襲来でして深夜まで強い風が吹き荒れていました。
 しかし、午前二時頃にふと目覚めまして、窓のサッシを開けて夜空を見ましたら、風に飛ばされたのでしょうか、雲一つ無い夜空に煌々と青白く輝くまん丸のお月様が拝見できました。あまりの神々しさに涙がポロりでございました。本当に偶然眼が覚めた僥倖を素直に喜ばせてもらいました。
 「月の川とぼとぼ歩き親不孝」時実新子。
 「月ばかり冴えてプロポーズが言えず」樋渡義一
 「月蒼く少し婦道にそれてみる」清原理川
 

 今年の暑さは異常で、というか毎年こうなるのかは分かりませんが、漸く夏バテの解消と共に、少しだけ気力が戻ってきたようです。ついでながら、今年の十三夜は十月二十七日(土)です。
                     お忘れなく。
 しかしそれにしても、内部も外部も思うようにはなかなか参らない時代なのでしょうか。個人の問題もさることながら、新聞を広げてもなんとも良い話題が余りにも少なすぎますね。
 「不幸にも気も狂わずに首相いる」麻生路朗 
 昔も今も変わりないようでして。

 そんな中、「とちぎ朝日」の一面トップにカラーで、県立田沼高校の川島校長先生が紹介されておりました。実は私が「出来る事なら、素晴らしい話だから記事にしないか」、と記者に連絡しておいたのです。記事になるまで時間が結構掛かりまして、少し諦めかけていたのす。
 川島先生は生物がご専門で、県立栃女高在籍中に創立百周年を迎えておりまして、それに併せて『栃女百花』という写真と、エッセーを加えたご本を自費出版しております。 
 今回、田沼高校様が今期にて閉校となりますことから、
又、田沼高校様が万葉時代にゆかりがございますことから、植物の写真とそれにちなんだ万葉和歌を所収し併せてご解説も入れられた、というしかもかなりの装丁にお金が懸かっていると充分に思わせられるご本を出版なさったという次第です。お問い合わせは田沼高校様までお願いしますが、『栃女百花』については、かのこ庵にてかなり部数は少なくなりましたが、実費にて取り扱っております。先生のご好意でして、栃女生として関心がございましたら、誠に残数が少なくなっております。お早めにお求め下さい。

 昨日は定休日でしたが、大平の大中寺様で曹洞宗のお集まりがございまして、81人分のご注文が、又、快気祝いのご注文ももう一口あり、共にお届けでした。菓子組合の年会費の集金もあり、殆ど一日仕事でございました。忙しいのは良いことです。

 実は本日より「新栗たっぷり『栗蒸し羊かん』」の販売も開始しました。詳しくは明日、ご紹介いたします。
 大中寺様お届けの際に、撮りました写真です。実はコスモスの上空を沢山のトンボが飛び交っておりましたが、デジカメ不調にて、携帯での撮影となり、画素数が足りず、ご紹介できないのが残念です。そばの花は一部、実が付いておりました。

0 件のコメント:

コメントを投稿