2011年6月4日土曜日

「バラ散るや己がくずれし音の中」 中村汀女

 あちこちでバラが咲いています。
 散り始めたと言いますか、しおれて色の変化しているバラも大分見かけるようになりました。
 中村汀女様の俳句には、一瞬の心の情景を見事に表現しきっているといつも感心します。
 バラ好きの方には叱られそうですが、どうも他の花々と比べて、表現は適当ではないかもしれませんが、花の終わり頃が、どうも見場が宜しくないと思います。「他のどんな花だってそうだよ」と
言われそうですが、私個人の好き嫌いで言うならそうなります。
 自宅の前の公園の栃の木の葉がどんどんおおきくなっています。
 一枚の葉っぱで30センチ以上になってきました。今から落ち葉のことを書くのはいくらなんでも
早すぎますが、この栃の葉が散り始めると、カサカサと結構大きな音がします。あの葉っぱの大きさですからねー。
 「仰ぎ見る樹齢いくばくぞ栃の花」 杉田久女

以前にご紹介した、自宅前公園の桜の木に実が生っていました。

過日、那須に行きました時に見つけた、睡蓮の花もどうぞご覧ください。
 今回は、和菓子の話はございません。
 上生菓子の新作造りに失敗してしまいましたので。
 気持ちを入れ替えて明日、再挑戦します。

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