2011年6月27日月曜日

創作上生菓子 「緑 陰」 さしも草使用

 先ずはご覧ください。

 如何ですか? 涼しげでしょう。
 さしも草を商品の下に敷きました。商品はこしあん入り練りきりに寒天仕上げ仕様です。
 当初は、生の桜の葉を使おうかと考えていたのですが、せっかく元気のいい「さしも草」が手に入るのに使わないのは失礼だと気付きました。さしも草も一緒に試食してみました。自分で自作品を誉めるのは照れますが、さしも草のいい香りが口中に広がります。あんこは「よもぎあん」かとも思いましたがそれでは少し、しつこかったかもしれません。実に美味です。一個税込み180円です。
 ちょっと安いかな?

 そんな訳で「水中菓」は好評でしたが終了としました。
 「まだ見たことも食べたこともないよ」という方にはお詫び申し上げます。
 結局、お茶会の分を含めるとかなり作らせてもらいました。来年の、初夏までお待ち下さい。
 ただし、ご注文いただければ、最低10個からお作りします。 
 
 このブログの「もうすぐ夏至だ」が反響がかなりありまして、あっという間に「丸い柏餅は、柏餅ではない」に、数日で追いつきそうな勢いです。

 まだ読了してませんが、創作菓子の方に比重が高かったのです。と、言い訳をしておきます。
 しかし、内輪話になりますが、昨晩、少々家内には、コチンと来るセリフをはかれまして、嗚呼
それにしても、河野裕子さんのご主人は出来た方だなーと、しみじみ思わせられます。
 本書中より少しだけご披露します。

 [ 『大泣きをしてゐるところへ帰りきてあなたは黙って背を撫でくるる』  河野裕子(『葦舟』)

  ないている背を撫でる、ほんのわずかなことだったはずだが、それがそんなに強く妻には感じ
 られていたことを歌で初めて知る。
 
  『俺よりも先に死ぬなと言ひながら疲れて眠れり靴下はいたまま』    『葦舟』 ]
 
         いずれ、改めまして読後の感想は書かせてもらいます。

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