2011年9月16日金曜日

「寝待月」とは今夜のお月様の呼び名です。

 又しても、お月様に関する雑学を披瀝してます。 何しろ「名月や」の夜が続いておりまして、昨夜は丁度、自室の窓の正面から月光が差し込んでおり、「ムーンライトセレナーデ」か「ベートーベンの月光」状態でございました。
昨夜の十時頃のお月様をご覧になった方はお分かりかと存じますが、お月様の
すぐ下に木星が輝いておりまして、しかも月に負けない明るさで自己主張をしておりました。
それではと、早速に天体望遠鏡を向けまして拝見いたしました。
木星の衛星たちが、横一列に並んでいるのがはっきりと確認できました。
しかし、安い天体望遠鏡ですので焦点を合わせるのが苦労の種ですが、結構楽しめました。
宇宙に関することには少々、うるさいのです。相変わらず、趣味の範囲が広すぎますかね。BGMにグレン・グールド様がぴったりとマッチしておりました。

ところで12日が十五夜でしたが、次の日の夜が十六夜、続けて、立待月、居待月、昨晩が寝待月、今夜は更待月と昔から呼ばれてきました。なんとも、月を愛でるのに相応しい、そして時間の流れをも感じさせてくれる、名前を付けていただいたもんだなーと、素直に喜びに似たものを感じてしまいます。

お月様の昇って来る時間に合わせて、立って待つ、座って待つ、寝そべって待つ、更に横になって月が昇って来るのを待つなんて名前を付けて楽しむ。これを風流というか、雅というべき事と勝手に感じ入っております。

以上の事だけをカキコミたくて、本日のブログを立ち上げてしまいました。

それにしても、かのこ庵のヒット商品「芋ようかん」は新芋で先週から販売を再開しましたが、十五夜を「芋名月」、十三夜を「栗名月」とも呼びます。しつこいですかね。
でも、間もなく、新栗での「栗蒸しようかん」の製造が開始されます。
本当に、日本という国に四季があることを和菓子店として「感謝、感謝」申し上げます。

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